Integrated CR (Clinical Reasoning) Lab - Advancing Manual Therapy -とは、理学療法士・作業療法士が臨床推論(Clinical Reasoning)を円滑に行い、その結果として必要な徒手療法を適切に選択できるようになることを目的としたトレーニングラボです。
また、講習会を通して数多くの手法や考え方に触れる機会を提供し、受講生一人ひとりがその中から自身の興味や臨床課題に応じた手法を選択できるよう支援します。そして、それぞれが選択した分野をさらに深く学び、発展させていくための情報発信を行うことを目標としています。
当会は大阪府を中心に、実技・座学・事例紹介を主体としたセミナーの開催を年数回予定しております。
臨床現場では、患者様の訴えや検査結果、関節可動域、筋力など客観的に把握できる「明示的情報」だけでなく、表情の変化、声のトーン、身体の緊張、動作の質、触診時に感じるわずかな反応など、言語化が難しい「非明示的情報」も含めて評価が行われます。
そして、これらの情報を統合し、「なぜこの症状が生じているのか」「現在何が問題となっているのか」「どのような介入が必要なのか」を考察していく過程が臨床推論です。
優れた臨床家ほど、明示的情報と非明示的情報の双方を活用しながら、多くの情報の中から重要な所見を抽出し、それらを関連付けて治療方針を構築しています。しかし、その思考過程や判断基準は経験則として語られることも多く、学習者にとっては見えにくいものとなりがちです。
当ラボでは、
「何を観察しているのか」
「どの情報を重要視しているのか」
「その情報をどのように解釈しているのか」
「なぜその評価・治療を選択したのか」
という思考過程を可視化し、明示的情報と非明示的情報を統合しながら臨床推論を展開する能力の向上を目指しています。
知識や技術を学ぶことはもちろん重要ですが、それだけでは臨床で成果を生み出すことはできません。Integrated CR Labでは、知識・技術・経験から得られる情報を統合し、一人ひとりが自身の臨床推論を深め続けられる学びの場を提供します。
私たちは、臨床に完成形は存在しないと考えています。だからこそ、常に学び、考え、統合し続ける姿勢を大切にしながら、共に成長できるコミュニティを目指しています。
運営幹事:
代表 髙橋 堅太郎 (医療法人 きやま整形外科 -痛みとリハビリクリニック- リハビリテーション科 主任 理学療法士)
共同代表 齋藤 日出海 (一般財団法人 住友病院 リハビリテーション技術科 主任 理学療法士)